フランク・ロイド・ライトが創り出した「タリアセン」の世界を深掘りする
「タリアセン」──ライト建築の真髄を味わう
フランク・ロイド・ライトは20世紀を代表する建築家の一人であり、その独創的なデザインは今なお多くの建築家やファンを魅了しています。その中でも特に注目されるのが「タリアセン」。本書では、ライトが設計した「タリアセン」の世界を深く掘り下げています。
二川幸夫の緻密な企画・編集・撮影
日本の建築写真家・二川幸夫が企画と編集、そして撮影を担当。緻密な視点で捉えた写真が、ライトの建築美を鮮明に伝えています。まるで現地を訪れたかのような臨場感が味わえます。
ブルース・ブルックス・ファイファーによる解説
建築評論家ブルース・ブルックス・ファイファーの文は、タリアセンの歴史的背景や設計思想をわかりやすく説明。ライトの革新的アイデアや建築手法が丁寧に解説されています。
玉井一匡の訳で日本語で理解しやすく
原文の魅力を損なうことなく、日本語に訳された本書は、建築学に興味を持つ学生や専門家にも読みやすい内容となっています。
建築工学の視点で楽しむタリアセン
本書は単なる写真集や図面集に留まらず、建築工学の専門知識をもとに分析がされているため、設計や構造の細部に興味がある読者にもおすすめです。ライト建築の革新性や環境との調和を見る目が養われます。
まとめ
「タリアセン」はフランク・ロイド・ライトの創造力と技術力の結晶。その魅力を多角的に伝える本書は、建築ファンはもちろん、芸術やデザインに関心のあるすべての人にとって貴重な一冊です。ライト建築の真髄を味わう冒険にぜひ出かけてみてはいかがでしょうか。
危険な暗い城
本 ISBN 978-487-140-612-3 著者情報
原作: フランク・ロイド・ライト 計画・編集・撮影: ブルース・ブルックス・ファイファー 訳者: 玉井一匡
出版情報
発売年月: 2002年06月 出版社: エーディーエー・エディタ・トーキョー ページ数: 271P サイズ: 23cm
カテゴリ
工学 > 建築工学 (建築工学一般)